ウルトラマン80
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『ウルトラマン80』(-エイティ)は1980年(昭和55年)4月2日から1981年(昭和56年)3月25日までTBS系で毎週水曜日19:00 - 19:30に全50話が放送された、円谷プロダクション製作の特撮テレビ番組、あるいはその劇中に登場するヒーローである。ウルトラシリーズ第9作目であり、第3期ウルトラシリーズの2作目にあたる。
ウルトラマンを主人公としたウルトラシリーズは、1975年の『ウルトラマンレオ』放送終了をもって一時中断していたが、アニメーションの『ザ☆ウルトラマン』(1979年)で再開され、その成功を受けて本作が製作された。実写作品としては5年ぶりで、80という名は「1980年代の新たなウルトラマン」を由来とする。
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[編集] 作品解説
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] ストーリー
怪獣との戦いが過去のものになって平和が続く中、桜ヶ岡中学校に新しく赴任した新人教師・矢的 猛(やまと たけし)は、怪獣の出現を確信して個人的に調査を続けていた。彼はM78星雲から新たに派遣されたウルトラマン80だったのだ。怪獣を生み出す、人間の邪心を断つために教師としても働いていたのである。5年ぶりに出現した怪獣クレッセントを倒した矢的=80は、地球防衛軍特捜チームUGMのオオヤマキャップにその熱意を認められ、UGM隊員と教師という、2つの職業をかけもちしつつ、怪獣と戦っていく。
[編集] 設定
地球人の憎しみ悲しみ等の邪悪な心(劇中ではマイナスエネルギーとも呼称[1])が怪獣を生み出すという設定を導入し、ウルトラマン80は怪獣と直接戦うだけではなく、怪獣を生み出す人間の心にも教師として取り組むというドラマ作りが行なわれた。
主人公が学校教師である点は、当時流行した『熱中時代』や『3年B組金八先生』などと共通しているが、このコンセプトは『ウルトラマンレオ』終了時に既に存在した[2]。TBSプロデューサー橋本洋二の「何故今ウルトラマンを作らなければならないか」という問いかけに応じたもの、または主人公を単に防衛隊員ではなく、もっとドラマ的に自由な設定にしたいと考えた円谷プロ側の考えが合致したものとも言われる。 学園ドラマの設定を導入したことは、生徒が学園生活で出会う問題と怪獣の発生を絡めた佳作をいくつか生み出した。しかし、番組の長さが30分ではいじめや不登校、異性交遊などの当時の教育問題と怪獣を並立して描くことに限度があり、第13話以降は学校教師としての設定は切り捨てられ、UGMを舞台として隊員たちの活動を描く従来のタイプのドラマに路線変更された。設定上、第13話以降も矢的猛は教師を続けていたのかどうかは劇中では語られていない。実在の学校施設を借りてのロケ撮影の日程を組む事が制作スケジュール上の制限となっていたことも一因であると言われているが、その後も何度かテコ入れをしている。
その後は初期ウルトラシリーズと同様のシリアスなSFドラマであったが、第31話で再び路線変更され、毎回子供ゲストが登場して怪獣と絡むというコミカルな雰囲気に変わっている。同時に番組の構成が、番組タイトルからアバンタイトルを挟んでオープニングへと移る、後の平成ウルトラシリーズでも見られる形式に変化している。
また、第43話からウルトラシリーズ初の本格的女性戦士[3]のユリアンが登場し、80とユリアンの2人を中心に据えた作劇がなされた。但し、最初は人間体で登場し、ユリアンの姿としては第49・50話のみ。
このようにストーリー全体が4つのパートに分けて考えられることから、第1話~第12話を『学園編』、第13話~第30話を『UGM編』、第31話~第42話を『少年ドラマ編』、第43話~第50話を『ユリアン編』などと呼称されることが多い。但しこの呼称は公式のものではなく、例えば第43話以降でも少年ドラマ編に類似したストーリーの回が散見されたりする。
当初80は、「苦しい戦いと人間達とのふれあいを経て、ウルトラ兄弟の仲間入りを果たす」と設定されており、番組宣伝ポスターにもゾフィーからレオまでのウルトラ兄弟が掲載されており[4]、過去の作品との繋がりは示唆されたが、後半の妄想ウルトラセブンとウルトラの父(ウルトラマンも過去フィルムの使用で登場)を除き、歴代ウルトラマンの客演はなかった。
本作を放映していた時期はPTAをはじめとする保護者層による、子供番組の内容についての問題提起運動がさかんになっていた。その一環として、当時の円谷プロには、本作に関してその内容を問題視する冊子が届けられた。その内容は、「東京サイレント作戦」における暴力的な表現の回数や内容が、細かい統計データとして集計されており、更には「主人公が軍人であり共感できない」「サイレント作戦は戦時中の灯火管制を想起させ悪印象である」といった、ストーリーの主題とは直接関係ない瑣末な事項への短絡的な批判であった。本冊子は同時期に放送された他の子供向け人気番組についても作成された。作品中では80は切断技も使っていたが、その後は海外輸出等の問題もあり、ウルトラヒーローが怪獣を倒すスタイルは表現に気を遣う傾向が顕著になっている。
本作の終了後、1996年に『ウルトラマンティガ』が製作されるまで、国内製作のTVシリーズのウルトラシリーズは休止期間が16年に及んだ。
[編集] 特撮
1977年の『スター・ウォーズ』は日本の特撮界にも大きな影響を与えた。円谷プロが翌年製作した『スターウルフ』ではミニチュアの表面処理や演出に影響が見られた。続く本作も同様で、スペースマミーの飛行シーンはスターデストロイヤーのそれに類似性を見る。
UGM基地は従来の秘密基地とは異なり、滑走路が設けられている。スカイハイヤー、シルバーガルの離陸シーンでは実在の戦闘機を改造した主力戦闘機が多数駐機していたり、現実にある管制塔での作業シーンが合成されていたりするなどの点に、未来感よりは現実感重視のミニチュアワークが見られ、かつて『ウルトラセブン』の地球防衛軍基地で見られたものとはまた違ったリアルさが見られた。後述のように、厚木付近に所在している設定であるが、米海軍厚木基地をモデルにしていることはほぼ間違いなく、このこともまた、リアルさを醸し出している。
光学合成ではフロントプロジェクションによるスクリーンプロセスが従来シリーズ以上に多用され、コストを低減させながら人物と特撮情景の融和に効果を挙げている。
ウルトラシリーズ最大の見せ場である都市破壊も、極めて精巧なミニチュアが作成され、特にナイトシーンなどで優れたライティングで効果を挙げた。ウルトラシリーズ自体は数年のブランクがあるが、『恐竜3部作シリーズ』『炎の超人メガロマン』など他社作品を含め実績を絶やさなかったスタッフ陣の底力による。
[編集] キャラクターとしてのウルトラマン80
80は地球で活動するにあたって地球人に乗り移っていたのではなく、セブンやレオと同様に「地球人に変身したウルトラマン」である。そのため、序盤での地球人の怪獣復活に対する危機感のなさを指摘したが、まるで自分が人間ではないような発言にも取られ慌てふためくということもあった。アクロバティックな跳躍や多彩な光線技を組み合わせて闘う。
劇中では特に語られなかったが、80は宇宙警備隊の新人であり、地球での活躍いかんによってウルトラ兄弟入りが認められる「ウルトラ兄弟候補生」という設定があった。放送終了後、地球を去ったあとの80がウルトラ兄弟入りを果たしたのかどうかは明らかにされなかった[5]が、円谷の公式見解ではウルトラ兄弟の一員とされた。映像作品で兄弟の一員と認知されたのは2006年の『ウルトラマンメビウス』が初となる。
実力は相当なものであり、作中に先輩のウルトラ戦士から助太刀されたことは一度も無く、ほぼ一人の力で全ストーリーを戦い抜いて、劇中では(ほぼ毎回劣勢に立たされる事はあったが)一度も負けたことの無い数少ないウルトラマン(ウルトラ兄弟では唯一)である。
[編集] 変身方法
矢的が正拳突きのように両拳を右・左の順に連続して突き出し、「エイティ!」と叫びつつ右手でブライトスティックという短い棒状の器具を頭上に掲げることで変身する。この「ブライトスティック」は、初代ウルトラマンの「ベーターカプセル」と似ているが、内部の発光装置はベーターカプセル以上の輝きを誇る。また、ブライトスティックは銃のアタッチメントとしての使用も可能であり、ウルトラシリーズ初の「変身以外の用途にも使える変身アイテム」である。これを利用して地球人に変身したゴルゴン星人の正体を暴いた。また、バリアーを張ることも可能で、ギマイラが角から放った光線も弾き飛ばした。変身場面に電子音が導入されたのも特徴の一つである。
[編集] ウルトラマン80の能力
- サクシウム光線
- 左腕を上に、右腕を横に伸ばした後、L字型(逆L字型の場合もある)に組んで放つ、80が最も得意とする必殺光線。エネルギーを調節する事で、爆破するタイプや燃え上がらせるタイプ等に使い分けられる。設定ではタロウのストリウム光線よりも威力が上だとされる。左右どちらの腕からでも発射可能。右拳を握って赤外線を含ませた「ガッツパワー光線」というバリエーションもあり、赤外線に弱いグロブスクを倒した。ネーミングはsuccessから。
- バックルビーム
- 腹部のウルトラバックルから出す光線。いくつもの光の矢が(テレビ画面に向かって)拡散し、その後一点に収縮して敵を貫く。サクシウム光線よりも強力で、サクシウム光線の通じない怪獣に対して使う事が多い。
- 八つ裂き光輪
- 地球へ来る前に初代ウルトラマンから教わった技で、バルタン星人(6代目)を真っ二つにした。ウルトラマンのものと異なり、外周にのこぎり状の刃はなく、リングカッター状である。
- ウルトラレイランス
- サクシウムエネルギーを槍状にして投げつけ、敵を刺し貫く技。ダロンを倒した。
- ウルトラスパイラルビーム
- 両手先を合わせて発射するリング状の光線。アブドラールスのUFOを撃墜した。
- ウルトラアローショット
- 手先から発射する矢尻型光弾。威力は低いが連射可能で、ノイズラーに使った。サイドスローで撃ち出す変形型もあり、そちらは「ウルトラスラッガー投げ」と呼ばれ、オコリンボールとザキラにダメージを与えた。強化版の「ウルトラダブルアロー」は、左右の手から1発ずつ交互に発射され、敵に連続で斬りつけてから戻ってくる技であり、ガルタン大王の青竜刀を破壊した他、ガビシェールの肩の管などを切り裂いたが、妄想ウルトラセブンにはかわされた。
- ウルトラアイスポット
- 両目から放つ赤い光線で、再生能力を持つサラマンドラの細胞を一片まで焼き尽くした他、ファイヤードラコなどにダメージを与えた攻撃用の熱線タイプと、マイナスエネルギーで凶暴化したジャッキーに使って正気に戻し、ジャッキーが体内から抜けておとなしくなったズルズラーを元の象に戻した還元光線タイプがある。
- イエローZレイ
- 腕を伸ばして指先から放つ、リング状の黄色い光線。メカを狂わせる効果がある。アルゴンのUFOや、ロボフォーに使った。
- ウルトラオーラ
- 全身のエネルギーを溜めて、光の矢に変えて放つ強力技。命中すると熱エネルギーが敵を包んで消滅させる。ゴースドンを倒した。
- フリージィングレーザー
- 両手先を合わせて放つ超低温ガス。ザタンシルバーの動きを止めた。
- タイマーショット
- 胸のカラータイマーから放つリング状の電撃光線。ザタンシルバーの傷口に放って内部メカを破壊して倒し、説得で動きが鈍った妄想ウルトラセブンの活動を止めた。バルタン星人(6代目)にも使ったが、あまり効果が無かった。
- ウルトラショット(ウルトラストレートフラッシュ)
- 腕を真っ直ぐに伸ばして手先から放つ光線。威力は低いため牽制技として多用された。両手先を合わせて放つ強化版もあり、こちらはガモスに使用した。
- シューティングビーム
- 手先から放つ光線。主に牽制に使用され、腕を開いて放つエネルギー波タイプをロボフォーに、腕を閉じて放つ針状光弾タイプをバラックシップに使った。
- ハンドアップ光線(雲流レイ)
- 両手のひらを上に向けて放つエネルギー波で、サクシウム光線と同等の威力があるらしい。アルゴンを倒した。
- スパーク光線
- 敵の頭上を空中旋回しながら胸のカラータイマーから連射する電撃光線。メカギラスの回路をショートさせた。
- タイマースパイラル
- 胸のカラータイマーから放つ渦巻状の光線。80に凧揚げされて空に浮かぶゴースドンに使った。ゴースドンは回転しながら墜落した。
- フラフープ光線
- 光の輪を敵の頭上に放ち、光の輪は真下に無数の輪を発生させて敵を包み込んで消滅させる。ゲラを倒した。
- ボディスパーク
- 全身から高圧電流を流して自分を捕らえている敵を痺れさせてふりほどく。ズラスイマーなどに使った。
- ダブルスパーク
- 胸の前で交差させた両手から光を放ち、敵の目を眩ませる。光に弱いアルゴ星人に使用。
- メディカルパワー
- 生命力を活性化させる光線。第6話で入院中の明男少年を治療し、第31話でゾラが枯らした花畑を復活させた。
- リングリング光線
- 両手を合わせて放つリング状の黄色光線。イダテンランを死神走太に戻した。
- ウルトラウェーブ
- 右手から放つ青い波状光線。可視光線の歪みに隠れたグロブスクを発見した。
- 透視能力(ウルトラシューティングアイ)
- 姿を消したバルタン星人(5代目)を探し出した。変身前でも使用可能で、XXレントゲン光線、赤外線、ウルトラアイと、数種類存在する。
- 縮小光線
- 胸のカラータイマーから放つリング状光線。ミューを小さくした。
- ウルトラカンノン光線
- ズラスイマーを封印していた平和観音像と共に放つ光線。ズラスイマーをおとなしくさせ、地底に封印した。
- ウルトラ拳
- 腕先にエネルギーを集中して赤く光らせて決めるチョップ。
- ウルトラ400文キック
- ジャンプして敵の頭部目掛けて決めるキック。繋ぎ技として多用される。
- ムーンサルトキック
- 空中で1回転しながら急降下し、黄色く光る足先でキックを決める。ギマイラを倒した他、ガゼラの胸の増幅器を外したり、レッドキング(3代目)に大ダメージを与えた。
- ウルトラスウィング
- バルタン星人(5代目)の足を掴んで振り回し、敵の宇宙船に投げつけて倒した。80は他にも岩石落とし、背負い投げ、首投げ、巴投げといった投げ技が使える。
- ダイナマイトボール
- 体をボールのように丸めて敵の周囲を飛び回り、何度も体当たりする。グロブスクに使った。
- 瞬間停止能力
- 指を鳴らし、ウルトラ念力で相手の動きを一瞬封じる。テツオンの体内に侵入するために使った。
- ウルトラリダクション
- 体をミクロのサイズまで縮小する。ズルズラーやテツオンの体内に侵入するために使った。
- ディフェンス念動
- 念力で敵の攻撃を押し戻す。ゾラの毒花粉を押し戻した。
- リバウンド光線(リバウンドミラー)
- 光の壁を作り出して敵の攻撃を防ぐ。サラマンドラの炎やバルタン星人(5代目)の攻撃を防いだ。
- ハレーションミラー
- 両手で持てるサイズの鏡を作り出して敵の攻撃を跳ね返す。ザルドンのテレポート光輪を反射した。
- ウルトラVバリヤー(ウルトラクロスガード)
- 両手を交差させて敵の攻撃を防ぐ。クレッセントの熱線を防いだ他、アブドラールスやタブラの光線を防ぎ、直後にサクシウム光線で反撃した(この一連の反撃を「反撃サクシウム光線」とも称される)。
- ローリングウォッシュ
- 遠心力を利用して体に付着した異物を振り払う。高速でスピンしてアルゴ星人の溶解泡を吹き飛ばした。
- ウルトラサンダー
- 自らの体を避雷針にして雷を誘導する危険な技。体にガスを溜め込んだメダンに落雷させないために使った。
- テレポーテーション(ウルトラテレポーテーティング)
- 地球から別の惑星や異次元空間に移動する。ザルドンと異次元で戦う時や、ガウスを別の惑星に運ぶために使った。
- 異次元テレポートビーム
- バム星人が作り出した四次元空間を消滅させた。
- ウルトラ高周波(スピンリングレイ)
- 高速でスピンしながら高周波を放つ。高周波の音が弱点のガモスに使った。
- カイトストリング
- 腕から発射する、赤・青・黄色の数本の凧糸。ゴースドンを凧のように絡め取った。
- ウルトラウインド
- ウルトラ念力で突風を巻き起こし、カイトストリングで絡め取ったゴースドンを空に飛ばして凧揚げをする事で、動きを封じた。
- 真剣白刃取り
- ガルタン大王の青竜刀を受け止めた。
- ウルトラブーメラン
- 頭頂部から赤い光のブーメランを放つ。当初はサクシウム光線、バックルビームに並ぶ第3の必殺技として設定されていたため、放映当時の児童誌ではザルドンの肩の角を切断した光線として解説されていたこともある。本編未使用。
[編集] デザインの特徴
- 目のふちが盛り上がっており、のぞき穴が目立たなくなった。
- ファスナーを隠すため、マスクはFRP製で後頭部まで製作され、スーツとは別部品となった。
- ファスナーを隠すための背中の背びれがなくなった。
- カラータイマーの発光装置として発光ダイオードが採用された。
- 人間っぽさを強調するために、鼻梁が設けられた。
- 美術の山口修にデザインされ、口、目、腹のデザインなどに同じく山口がデザインした円谷ヒーローのジャンボーグ9との共通点が見られる。
[編集] ユリアン
ウルトラの星の王女で80の幼馴染。ガルタン大王に追われて地球にやってきた。敵が近付くと額のビームランプが点滅して危険を知らせる。地球では星涼子という女性に変身しており、ブライトブレスレットで変身する。涼子のイヤリングにはブライトブレスレットと共鳴する力がある。デザインモチーフは弥勒菩薩とされている。
- 身長:47メートル
- 体重:3万6千トン
- 年齢:8000歳以下
- 飛行速度:マッハ7.7
- 走行速度:マッハ1
- 水中速度:480ノット
- 腕力:片手で3万トンの物を持ち上げる。
[編集] ユリアンの能力
- ダブルパワー
- 80と空中でボディを重ね合わせ、回転して体当たりする技。サクシウム光線もバックルビームも通じなかった合体状態のプラズマとマイナズマを倒した。
- プリンセスレイ
- 星涼子が指先から発射する赤外線を含んだ光線。第47話で小さなグロブスクに使用したが、連続使用した結果、逆に刺激して巨大化させてしまった。
- メディカルガン
- 星涼子が携帯している銃。怪我を治す光線を発射する。第46話で一度使用したが、地球で生活するのだからこのような物に頼ってはならないと矢的に諭され、預けた。
- 変身解除能力
- 星涼子が指を鳴らしてガラガラ星人の変身を暴いた。
- エネルギー探知能力
- 星涼子がバルタン星人(6代目)の発する宇宙バリアα光線を探知した。また、バルタン星人が使う異次元空間の出口のエネルギーを探知して気分を悪くしている。
[編集] 登場人物
[編集] ウルトラマン
- 矢的猛(やまと たけし)
- ウルトラマン80が地球人に変身した仮の姿。浜名湖畔出身の22歳という設定があるが、これは地球人として暮らすために80が用意した架空の履歴である。
- 人間の悪の心が怪獣を生むという考えから教職を志し、第1話で新採の理科教師として桜ヶ岡中学校に赴任する。その直前まで各地の異常現象を調査し怪獣出現を予想していた。その実績と危機意識を買われ、オオヤマのスカウトで教師とUGM隊員を兼務することになる。校内ではこの兼務を林校長が承知していた。第12話までのUGMにおける勤務時間は「日曜日と放課後だけ」となっていたが、第13話以降は学校での勤務が劇中で描かれなくなった。
- 空手は黒帯、変身前でもかなりの格闘能力を持つが、劇中では女子生徒に柔道で負けたこともあった。彼の発案によるシルバーガルの分離機能を有効活用した攻撃パターンは彼の名に因んでオオヤマに「フォーメーション・ヤマト」と命名された。
- 星涼子(ほし りょうこ)
- ユリアンの仮の姿で、第43話から登場。星涼子の名は、宇宙船を破壊されて墜落した時のショックで記憶をなくしていたときに、オオヤマによって付けられたもの。城野隊員の遺言に従い第44話からUGMに参加する。彼女だけ隊服のデザインが違うことや入隊の経緯などから準隊員とされることが多いが、劇中に説明は無い。地球人としての生活に慣れないせいか、テレパシーなどの特殊能力を安易に使ってしまい、地球人と同じ立場で過ごす姿勢を重んじる矢的に窘められる事もしばしば。一方で矢的の恋人気取りの部分もあり、矢的が他の女性と親しそうにしていると焼きもちを焼くことも。身体能力は高く、それを目の当たりにした城野隊員は、オリンピックに出たら絶対優勝だと発言した。
[編集] 桜ヶ岡中学校
矢的猛が赴任した東京近郊にある中学校。第13話以降から生徒、先生も含め劇中に登場しなくなる。
[編集] 職員
- 林憲之介 校長
- 外見はいつもひょうきんな姿をみせているためか教頭に注意されることが多いが、教師や生徒たちにはしっかり目を配っており、猛の行動にも理解を示している。校内で猛のUGM勤務を承知している唯一の人物。
- 野崎クミ 教頭
- 真面目で少々口うるさくヒステリック。矢的に対しては様々な場で厳しく当たっている。内心では猛に共感しているとの設定もあったが、具体的には描かれないまま終わっている。
- 相原京子 先生
- 矢的と共に桜ヶ岡中学校に着任、担当は体育。入学式で見事な体操の腕前を披露し、ピアノ演奏もこなす才女だが料理は苦手。矢的に想いを寄せられ微妙な関係にあったが、『学園編』終了と共に消化不良で終わってしまう。
- ノンちゃん
- 明るく生徒からも人気のある桜ヶ岡中学の若い女性事務員で、姓は「山口」。『学園編』終了と共に退場する。後に彼女と瓜二つのUNDA気象班・小坂ユリ子が登場(演じたのは同じく白坂紀子)し、矢的は驚くことになる。
[編集] 1年E組
- 博士
- 物事をなんでも理論的に考えるインテリではあるがクラスの人気者。本名もあだ名と同じ字で上野博士(ひろしと読む)。第12話では転入生の青山ミリー(ビブロス星人)と心の交流を持った。血液型はO型。
- 落語
- その名の通り落語調で話す。本名は鍛代順一(演じた役者の名前そのままである)。矢的の担当教科である、理科が苦手。血液型はO型。
- スーパー
- 家がスーパーマーケットであるためそのままあだ名になっている。父親と姉・広子の三人暮らしだったが、姉が安心して結婚できるようにと再婚話を受けたふりをした父を誤解したこともあった。名は「ススム」。虫歯が多いらしい。
- ファッション
- 4人組の中で唯一の女子だが男勝りな性格。ミスE組である。血液型はO型。
- 塚本幸夫
- 第2話に登場。不登校だったが矢的の説得で克服する。ギコギラーに襲われた際、守ってくれた80に矢的の姿を重ね合わせた。
- 中野真一
- 第3話で登場。恋人のみどりをライバルにとられてしまった憎しみからマイナスエネルギーを発生させ、ホーを誕生させてしまう。しかし矢的の説得で目覚め、危機に陥ったみどりを体を張って守った。
- 大島明男
- 第6話に登場。自分は違う星で生まれた宇宙人だと思い込み、この地球には居場所はないと思っていた。しかしアブドラールス出現の折に負傷した際、クラスメート達の輸血によって助かったことで、自分が地球人だと納得した。血液型はO型。
- 岡島アキラ
- 第7話に登場。仲間と共にロックバンドに熱中していた。
- マリ
- 第12話に登場した女生徒。博士とミリーに嫌がらせをする。
[編集] UGM隊員
下記の他、広報班のセラ照夫(第15話から登場)や気象観測班の小坂ユリ子(第21話から登場)が準レギュラーに存在する。
- オオヤマ一樹 キャップ(隊長)
- 第19・20話を除く全話に登場。元は防衛軍航空部隊特別指揮官で、ジャックナイフ・フライトやマッハ2での垂直降下などの難度の高い操縦も難なくこなすエースパイロット。当初から登場のUGM極東エリア支部の所属隊員の中では唯一怪獣との実戦経験を持ち、過去5年間現れなかった怪獣の活動の兆しと見られる現象が起きたことに警戒を強め、独自に調査を進めていた。イトウの着任後は本部で総指揮を行う事が基本となる。また、最終回で矢的と星が80とユリアンであることを一早く看破するなど、並はずれた洞察力も持っている。劇中では触れられないが、甘党との設定がある。35歳。
- イトウ順吉 チーフ(副隊長)
- 第14話から登場。責任感が強く厳しい面もあるが、気さくな性格で時折コミカルな面も見せる。オオヤマの5年後輩で、見習い時代に単身でエイリアンを捕らえて地球侵略計画を白状させた功績から、ヨーロッパエリアに配属されていた。渡欧前からテレポーテーションの研究をしており、再来日直後(第14話)にザルドンの超能力に便乗して自らテレポートするという離れ技を披露した。第17・18話ではギマイラによってラブラスに変えられる、恋人が異星人、一度殺されて宇宙人の命を貰って蘇るなど、数奇なエピソードが多い。兄弟はいない。
- ハラダ時彦 隊員
- 第26話までの登場。イトウチーフ参加前は副隊長格だった。元アマチュアボクシングの日本チャンプという設定があり、野外を走り回っているのが似合うと自称する。兄弟が多いらしく、第26話を最後にオーストラリアゾーンに転任するが、最終回でタジマと共に駆けつける。26歳。
- タジマ浩 隊員
- 第26話までの登場。射撃の名手でダイナミックショットを愛用し、ハラダとコンビを組む事が多い。第20話ではオコリンボールに襲われ、仮死状態になってしまう。ハラダと同じくオーストラリアゾーンへ転勤となるが、最終回でハラダと共に駆けつける。23歳。
- 城野エミ 隊員
- 第43話までの登場。20歳。父親は宇宙生物学の権威の城野重蔵博士。操縦技術などは男性隊員と互角で、しばしば最前線にも出動する。矢的の学校勤務中に事件が発生し、UGMへの連絡を促すために私服で桜ヶ岡中学校付近に現れたこともある。UGMヨーロッパエリア基地に存在する女性部隊のキャップを目指していたが、ガラガラ星人にユリアンと誤認されて捕らえられ、矢的を庇って殉職する。なお、最終回に際し、初代隊員全てが顔をそろえ80の旅立ちを見送るという機会に合わせ科学班製作の「アンドロイド・エミ」が登場する。
- フジモリ新八郎 隊員
- 第27話から登場。UGM三期候補生出身で、イケダとコンビを組む事が多い。個人的エピソードがほとんど描かれないため、詳しいパーソナリティは不明の点が多い。ただし、話のなかで猛が敬語を使い、フジモリが命令口調でしゃべるシーンがあったり、猛のことを「オイ、矢的」と呼び捨てにしていることから、猛よりも先輩であるということが伺える。
- イケダ登 隊員
- 第27話から登場。UGM六期候補生出身で、性格はいたって能天気。また、その性格ゆえか彼の発言には名(迷)台詞が多い。矢的とコンビを組むことも多く、矢的の事を「先輩」と呼んで慕っている。やまなみ村の出身で、叔父夫婦もそこに在住。劇中で地球防衛軍戦闘機、スカイハイヤー、シルバーガル、エースフライヤーの4機全てに搭乗している唯一のUGM隊員である。
[編集] UGM
UGMとは「Utility Goverment Members」の略称で、世界各国の軍隊を総括する国際連合直轄の総合軍事組織「地球防衛軍UNDA (United Nations Defence Army)」に所属する怪獣・怪奇現象専門のチームの事である。UGMを含むUNDAの基地はカナダ、アメリカ、北ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、アジア、極東(日本)、オーストラリア、アフリカに点在する。極東エリア基地は神奈川県厚木市に置かれている。
[編集] 装備
[編集] 銃器類・特殊装備
- ライザーガン
- UGM隊員が携帯する小型銃で、カートリッジの交換でレーザー銃や火炎銃、麻酔銃になる。
- ダイナミック・ショット
- 分解、組み立てが可能な中型光線速射銃で、強力光熱弾を連射する。
- モンス・センサー
- 宇宙人の居場所や地底に潜む怪獣の動きを探る探知機。
[編集] 航空機
- スカイハイヤー
- 単座式主力多目的VTOL戦闘攻撃機。原子力ジェットエンジン3基を搭載、最大速度マッハ5.5。機体を戦車形体に変形させて地上戦を行う機能もあるが、劇中未使用。主武装は主翼内のレーザー砲、カナード翼下のレーザーショック砲、レーザーショック砲との換装による空対地ミサイル。その他に爆弾倉内に各種兵装、機首にはレーダーの他に怪獣の能力を分析するボディリサーチ・レイなど様々な装備が搭載される。なお、複座の機体が存在した可能性もある。
- シルバーガル
- 複座式他用途VTOL戦闘攻撃機。ティルトローター全翼機のβ号に高速機のα号を重ねた機体形状。最大速度マッハ6.3(機体限界に合わせた数値)合体時の操縦席はα号のコクピットにタンデム配置だが、分離時にセカンドシートが後方へ移動しβ号に移乗する。武装はβ号機体上部の空対地ミサイル発射機を除く各機の全武装。
- α号
- 武装は主翼内のレーザー砲(ファイヤーストリーム)、主翼付け根のレーザーショック砲、スカイハイヤーと同じく換装装備の空対地ミサイル。
- β号
- 主武装は機体下部(第5話から上部に変更)のミサイル発射機、主翼内のレーザー砲。胴体内の爆弾倉に各種作戦装備、ミサイルなどが装備可能。両機共に原子力ジェットエンジンを2基ずつ搭載。
- スペースマミー
- 本来は外宇宙惑星探査船として建艦された大型宇宙母艦兼移動前線指令基地。大気圏内では補助用の原子力ジェットエンジンで飛行(最大速度マッハ5)、宇宙空間では主翼を折りたたんで三基の光子ロケットで航行し(最大航行速度光速の数%)、数時間で地球~火星間を往復する能力があり、最長60日間の連続長期航行が可能。艦橋兼司令塔は、通常位置から前傾姿勢の航空機発艦管制モード、倒立位置の全周警戒モードへの可動が可能。武装は光子レーザー砲、大型ミサイル発射機各1門、第28話でプラズマミサイル発射機2門、第37話で艦首にミサイル発射機2門が追加される。また艦首に小型宇宙船を装備している(劇中未使用)。なお大気圏内ではスカイハイヤー、シルバーガルの母艦としても運用される。
- 地球防衛軍戦闘機
- UNDAが多数保有する単座双発戦闘攻撃機で、3機で1個小隊を組む。レガシーホーネットが機体ペースであり、単垂直尾翼への変更、機首へのカナード翼の追加、水平尾翼の廃止等の改造が施されている[6]。最大速度マッハ5.5。主武装は主翼下の空対地ミサイル。
- エースフライヤー
- 第15話から登場。F/A-18ホーネットをベースにVTOL機能などを追加した指揮官用戦闘機。極東エリア基地ではイトウチーフの専用機として用いられる事が多い(おそらく専用ではなく、他のエースパイロットにも配備されていると思われる)。
- スペース7号
- 太陽系外の惑星探査に用いられるUGMの宇宙探査船で、第23話で宇宙アメーバに襲われた。
- 『スターウルフ』に登場したバッカスIII世の改造。
[編集] 車両・潜航艇
- スカウターS7
- 2人乗りの地上高速パトロール車で、最高時速750km。マツダ・サバンナRX-7 (SA22C型) をベースとしている。七つの秘密装備が内蔵されており(劇中未使用)、S7とはシークレットセブンの意味である。
- ゴリゴンUGM(設定のみ、本編に登場せず)
- 特殊装甲自動車で小型コンピューターや各種レーダーを装備する移動基地でもある。定員5名、全長6.6m、最高時速291km。
- レッドスクーパー(設定のみ、本編に登場せず)
- 2人乗りの地底探索タンク。全長6.2m、最高時速145km。
UGMの車両はその他に、ホンダ・クイントの5ドアHBが登場している。
- ドルフィンATM(設定のみ、本編に登場せず)
- 2人乗りの小型原子力潜航艇。全長12.5m、最高速度89kt/h、水上145kt/h。
これらの他にもイトウチーフがヨーロッパからの着任時に使ったF-16 ファイティングファルコン、最終回でハラダとタジマがオーストラリアから駆けつける時に使ったA-4 スカイホーク、第24話でロボフォー相手に対空戦闘を行った戦車レオパルト1といった西側陣営現用の実在兵器も多数登場している。
[編集] 隊員服
特殊合成繊維で作られており、外気温が摂氏1500度から零下100度までなら、服の内側を常時26度に保つことができる[7]。放射能や有害光線を防ぐこともでき、動きやすい。オレンジ色を基調に、襟や肩、ブーツなどにシルバーが配色されている。右胸には「UGM」の文字と四角形の図柄が付けられている。その図柄は、斜線が一本入った小さな正方形の両側に長方形が1個ずつ配置されたもの(オオヤマ、イトウ)、長方形の中央が一本の縦線で仕切られているもの(ハラダ、フジモリ。イトウも登場時からしばらくの間はこれをつけていた)、長方形(前出4名以外)の3種類が劇中確認できる。なお、白の半袖カッターシャツに隊員服と同様の図柄が付いたものに、濃紺のネクタイとズボンという組み合わせの服が存在する(第14・17・18話でイトウが外出する際に着用した)。
[編集] 放映リスト
※各怪獣の詳細はウルトラマン80の登場怪獣を参照
| 放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人、ゲストウルトラマン | スタッフ |
|---|---|---|---|---|
| 1980/4/2 | 1 | ウルトラマン先生 | 月の輪怪獣クレッセント | 監督-湯浅憲明 特技監督-高野宏一 脚本-阿井文瓶 |
| 1980/4/9 | 2 | 先生の秘密 | 羽怪獣ギコギラー | |
| 1980/4/16 | 3 | 泣くな初恋怪獣 | 硫酸怪獣ホー | 監督-深沢清澄 特技監督-高野宏一 脚本-阿井文瓶 |
| 1980/4/23 | 4 | 大空より愛を込めて | だだっ子怪獣ザンドリアス 親怪獣マザーザンドリアス |
|
| 1980/4/30 | 5 | まぼろしの街 | 四次元ロボ獣メカギラス 四次元宇宙人バム星人 |
監督-湯浅憲明 特技監督-高野宏一 脚本-山浦弘靖 |
| 1980/5/7 | 6 | 星から来た少年 | UFO怪獣アブドラールス | 監督-湯浅憲明 特技監督-高野宏一 脚本-広瀬襄 |
| 1980/5/14 | 7 | 東京サイレント作戦 | 騒音怪獣ノイズラー | 監督-深沢清澄 特技監督-高野宏一 脚本-田口成光 |
| 1980/5/21 | 8 | よみがえった伝説 | 復活怪獣タブラ 光の巨人 |
監督-湯浅憲明 特技監督-高野宏一 脚本-平野靖司 |
| 1980/5/28 | 9 | エアポート危機一髪! | オイル怪獣ガビシェール | 監督-湯浅憲明 特技監督-川北紘一 脚本-阿井文瓶 |
| 1980/6/4 | 10 | 宇宙からの訪問者 | 惑星調査員アルマ 宇宙生物ジャッキー 変形怪獣ズルズラー |
監督-湯浅憲明 特技監督-川北紘一 脚本-土筆勉 |
| 1980/6/11 | 11 | 恐怖のガスパニック | 毒ガス怪獣メダン | 監督-深沢清澄 特技監督-高野宏一 脚本-平野靖司 |
| 1980/6/18 | 12 | 美しき転校生 | マグマ怪獣ゴラ ビブロス星人ミリー |
監督-深沢清澄 特技監督-高野宏一 脚本-広瀬襄 |
| 1980/6/25 | 13 | 必殺! フォーメーション・ヤマト | 再生怪獣サラマンドラ ドクロ怪人ゴルゴン星人 |
監督-湯浅憲明 特技監督-川北紘一 脚本-阿井文瓶 |
| 1980/7/2 | 14 | テレポーテーション! パリから来た男 | テレポート怪獣ザルドン | |
| 1980/7/9 | 15 | 悪魔博士の実験室 | 実験怪獣ミュー | 監督-広瀬襄 特技監督-高野宏一 脚本-阿井文瓶 |
| 1980/7/16 | 16 | 謎の宇宙物体スノーアート | テレパシー怪獣デビロン 友好宇宙人ルリヤ星人 |
監督-広瀬襄 特技監督-高野宏一 平野靖司 |
| 1980/7/23 | 17 | 魔の怪獣島へ飛べ!!(前編) | 人間怪獣ラブラス タコ怪獣ダロン 星沢子 |
監督-湯浅憲明 特技監督-佐川和夫 脚本-阿井文瓶 |
| 1980/7/30 | 18 | 魔の怪獣島へ飛べ!!(後編) | 人間怪獣ラブラス タコ怪獣ダロン 吸血怪獣ギマイラ 星沢子 |
|
| 1980/8/6 | 19 | はぐれ星爆破命令 | 惑星怪獣ガウス | 監督-野長瀬三摩地 特技監督-高野宏一 脚本-若槻文三 |
| 1980/8/13 | 20 | 襲来!! 吸血ボール軍団 | コブ怪獣オコリンボール | 監督-野長瀬三摩地 特技監督-高野宏一 脚本-土筆勉 |
| 1980/8/20 | 21 | 永遠に輝け!! 宇宙Gメン85 | 残酷怪獣ガモス L85星人ザッカル ザッカル妻子 |
監督-湯浅憲明 特技監督-佐川和夫 脚本-山浦弘靖 |
| 1980/8/27 | 22 | 惑星が並ぶ日 何かが起こる | 古代怪獣ゴモラII 女王イーナス 地底人 |
監督-湯浅憲明 特技監督-佐川和夫 脚本-阿井文瓶 |
| 1980/9/3 | 23 | SOS!! 宇宙アメーバの大侵略 | アメーバ怪獣アメーザ | 監督-外山徹 特技監督-高野宏一 脚本-山浦弘靖 |
| 1980/9/10 | 24 | 裏切ったアンドロイドの星 | 友好宇宙人ファンタス星人 戦闘円盤ロボフォー |
監督-外山徹 特技監督-高野宏一 脚本-平野靖司 |
| 1980/9/17 | 25 | 美しきチャレンジャー | 変身怪獣アルゴン | 監督-湯浅憲明 特技監督-佐川和夫 脚本-阿井文瓶 |
| 1980/9/24 | 26 | タイムトンネルの影武者たち | 異次元人アクゾーン 巨大化怪獣ゲラ |
監督-湯浅憲明 特技監督-佐川和夫 脚本-平野靖司 |
| 1980/10/1 | 27 | 白い悪魔の恐怖 | 泡星人アルゴ星人 | 監督-外山徹 特技監督-高野宏一 脚本-南川竜 |
| 1980/10/8 | 28 | 渡り鳥怪獣の子守唄 | 渡り鳥怪獣バル スペースジョーズ ザキラ |
監督-外山徹 特技監督-高野宏一 脚本-阿井文瓶 |
| 1980/10/15 | 29 | 怪獣帝王の怒り | 渓谷怪獣キャッシー | 監督-湯浅憲明 特技監督-佐川和夫 脚本-若槻文三 |
| 1980/10/23 | 30 | 砂漠に消えた友人 | 侵略怪獣ザタンシルバー 変身宇宙人ザタン星人 |
|
| 1980/10/30 | 31 | 怪獣の種飛んだ | 植物もどき怪獣ゾラ | 監督-外山徹 特技監督-高野宏一 脚本-阿井文瓶 |
| 1980/11/5 | 32 | 暗黒の海のモンスターシップ | スクラップ幽霊船バラックシップ | 監督-外山徹 特技監督-高野宏一 脚本-平野靖司 |
| 1980/11/12 | 33 | 少年が作ってしまった怪獣 | 工作怪獣ガゼラ | 監督-湯浅憲明 特技監督-佐川和夫 脚本-阿井文瓶 |
| 1980/11/19 | 34 | ヘンテコリンな魚を釣ったぞ! | 巨大怪魚アンゴーラス(親子) | 監督-湯浅憲明 特技監督-佐川和夫 脚本-石堂淑朗 |
| 1980/12/3 | 35 | 99年目の竜神祭 | 三つ首怪獣ファイヤードラコ | 監督-合月勇 特技監督-高野宏一 脚本-若槻文三 |
| 1980/12/10 | 36 | がんばれ! クワガタ越冬隊 | 昆虫怪獣グワガンダ | 監督-合月勇 特技監督-高野宏一 脚本-石堂淑朗 |
| 1980/12/17 | 37 | 恐れていたバルタン星人の動物園作戦 | 宇宙忍者バルタン星人(5代目) | 監督-外山徹 特技監督-佐川和夫 脚本-石堂淑朗 |
| 1980/12/24 | 38 | 大空にひびけウルトラの父の声 | 心霊怪獣ゴースドン ウルトラの父 |
監督-外山徹 特技監督-佐川和夫 脚本-若槻文三 |
| 1981/1/7 | 39 | ボクは怪獣だーい | 怪獣少年テツオン 宇宙植物 |
監督-湯浅憲明 特技監督-高野宏一 脚本-平野靖司 |
| 1981/1/14 | 40 | 山からすもう小僧がやってきた | すもう怪獣ジヒビキラン すもう小僧 |
監督-湯浅憲明 特技監督-高野宏一 脚本-水沢又三郎 |
| 1981/1/21 | 41 | 君はゼロ戦怪鳥を見たくないかい? | ゼロ戦怪鳥バレバドン | 監督-東條昭平 特技監督-佐川和夫 脚本-石堂淑朗 |
| 1981/1/28 | 42 | さすが! 観音さまは強かった! | ムチ腕怪獣ズラスイマー | |
| 1981/2/4 | 43 | ウルトラの星から飛んで来た女戦士 | 侵略星人ガルタン大王 遊牧星人ガラガラ星人 |
監督-湯浅憲明 特技監督-神澤信一 脚本-水沢又三郎 |
| 1981/2/11 | 44 | 激ファイト! 80VSウルトラセブン | 妄想ウルトラセブン | 監督-湯浅憲明 特技監督-神澤信一 脚本-吉田耕助 |
| 1981/2/18 | 45 | バルタン星人の限りなきチャレンジ魂 | 宇宙忍者バルタン星人(6代目) | 監督-野長瀬三摩地 特技監督-高野宏一 脚本-石堂淑朗 |
| 1981/2/25 | 46 | 恐れていたレッドキングの復活宣言 | どくろ怪獣レッドキング(3代目) 壺の精マアジン |
監督-東條昭平 特技監督-高野宏一 脚本-平野靖司 |
| 1981/3/4 | 47 | 魔のグローブ落しものにご用心!! | 紫外線怪獣グロブスク | 監督-東條昭平 特技監督-神澤信一 脚本-石堂淑朗 |
| 1981/3/11 | 48 | 死神山のスピードランナー | マラソン怪獣イダテンラン 死神走大 |
監督-宮坂清彦 特技監督-高野宏一 脚本-水沢又三郎 |
| 1981/3/18 | 49 | 80最大のピンチ! 変身! 女ウルトラマン | 合体怪獣プラズマ 合体怪獣マイナズマ ユリアン |
監督-宮坂清彦 特技監督-高野宏一 脚本-山浦弘靖 |
| 1981/3/25 | 50 | あっ! キリンも象も氷になった!! | 冷凍怪獣マーゴドン ユリアン |
監督-満田かずほ 特技監督-佐川和夫 脚本-石堂淑朗 |
12月31日はレコード大賞のため休止。
[編集] 主題歌と音楽
- 「がんばれウルトラマン80」(第40話~第50話オープニング)
- 「地球人だよ」(第40話~第49話エンディング)
- 作詞:山上路夫/作曲・編曲:木村昇/歌:TALIZMAN、コロムビアゆりかご会
4曲ある主題歌を担当したTALIZMANは当時、新進気鋭のロックバンドとしてタケカワユキヒデ(ゴダイゴのヴォーカル)のバックバンドを務めたりしていた。ヴォーカルは、TALIZMANのメンバーで、HARRY・ハーリー木村の名前でのソロ活動も多かった木村昇。
音楽は、本作でも流用される『ザ☆ウルトラマン』の追加録音分と挿入歌の作曲を担当した冬木透が続投。木村昇による主題歌アレンジも含め、お馴染みの管弦楽編成で楽曲を提供している。また、一部の曲では当時の特撮作品の音楽としては珍しく、シンセサイザーも取り入れられているが、まだ楽器としての完成度が低かった頃であって(YMOが注目を集め始めた当時である)、効果音的な用い方にとどまっている。逆に怪獣が倒れる音などの効果音の作成にもシンセサイザーが用いられていた。なお、18話等での使用が印象的な女声スキャット曲は『宇宙戦艦ヤマト』等でおなじみの川島和子の歌唱によるもの。作曲者は別だが、ブリッジ音楽は『バトルホーク』の曲が流用されている。
また、UGMの出動テーマ曲ではワンダバコーラスが復活。放映当時に発売された本作のサントラ盤『ウルトラマン80 テーマ音楽集』に「ワンダバUGM」という曲名で収録され、それまで通称だった「ワンダバ」がここで初めて正式な曲名に昇格した。この曲は劇中の他、第31話以降の次回予告にも使用された[8]。
挿入歌「心を燃やすあいつ -矢的猛の歌-」も冬木透の作曲で、歌はぬまたこうじ。80とユリアンがM78星雲へ飛び立つシーンをバックにした最終話のローリングタイトルで歌入りで使われた他、インストゥルメンタル版をドラマの締めくくりに使用した回も見られた。
なおオープニング映像については、前半は80のアクションポーズのシルエット映像をコマ落ちやスローモーションで配したアクロバティックな演出で、ウルトラシリーズの基本的様式を踏襲した印象が強かったが、第33話から矢的猛の活躍場面と特撮のスペクタクルシーンを織り交ぜたものに変更されている。またエンディング映像は前述の最終話を除き、スカイハイヤーおよびシルバーガルのスペースマミー内カタパルトからの発艦シーン、各機の雲海上の飛行シーンおよびスカウターS7の走行シーンだった。
[編集] 登場人物・出演者
- 矢的猛(ウルトラマン80):長谷川初範
- オオヤマ一樹 キャップ(隊長):中山仁
- イトウ順吉 チーフ(副隊長):大門正明
- ハラダ時彦 隊員:無双大介
- タジマ浩 隊員:新田修平
- 城野エミ 隊員:石田えり
- フジモリ新八郎 隊員:古田正志
- イケダ登 隊員:岡本達哉
- 星涼子(ユリアン):萩原佐代子
- セラ照夫 広報官:杉崎昭彦
- 小坂ユリ子 隊員:白坂紀子
- ナンゴウ 長官:北原義郎
- イイジマ 副官:宮寺康夫
- ニシハラ 科学主任:寺島達夫
- 城野 博士:佐原健二
- ナレーター:屋良有作
- 教師編
- スーツアクター
- ウルトラマン80:赤坂順一、奈良光一、岩泉芳武
- 妄想ウルトラセブン:渥美博
- ユリアン:清田真妃
- 怪獣・宇宙人:福田浩(のちの福田健次)
- 技斗:車邦秀
[編集] スタッフ
- プロデューサー:円谷皐、満田かずほ、野村清(TBS)
- 監督(本編):湯浅憲明、深沢清澄、広瀬襄、野長瀬三摩地、外山徹、合月勇、東條昭平、宮坂清彦、満田かずほ
- 脚本:阿井文瓶、山浦弘靖、広瀬襄、若槻文三、平野靖司、石堂淑朗、南川竜、土筆勉、水沢又三郎、田口成光、吉田耕助
- 特撮監督:川北紘一、高野宏一、佐川和夫、神澤信一
- 音楽:冬木透
- 選曲:小原孝司
- デザイン(80、怪獣):山口修
- メカニック&アイテムデザイン:村上克司
- 編集:小林熙昌
- 美術(本編):丸尾知行
- 美術(特撮):家辺信二
- 撮影(本編):佐藤貞夫、井上光雄
- 撮影(特撮):大岡新一、関谷昌平
- 照明(本編):伊藤裕二
- 照明(特撮):高野和男
- 助監督(本編):宮坂清彦、鈴木政信
- 助監督(特撮):神澤信一、品田仁
- 視覚効果:宮西武史
- 録音:Toho Eizo Sound Studio
- 音響効果:船橋利一(TESS)
- 現像:東京現像所
- 造形:開米プロ ※ノンクレジット
- 製作:円谷プロダクション、TBS
[編集] 解説
- 大映で昭和期のガメラシリーズ全8作中7本を監督し、大映倒産後は『刑事犬カール』等のTBS系のテレビドラマを多く手がけた湯浅憲明をメイン監督として迎えた。湯浅は本作に携わる前に、円谷プロとも提携関係にあった国際放映作品『コメットさん』(1979年の大場久美子主演シリーズ)で、ウルトラマンタロウやレオがゲスト出演するエピソードを監督している。 他には松竹出身の広瀬襄、大映テレビの作品を数多く手がけている合月勇が演出陣に加わっている。
- ノンちゃんと小坂ユリ子隊員の2役を演じた白坂紀子は、当時TBSの平日夕方に放送されていた情報番組『夕やけロンちゃん』で顔を知られていた。同番組の中で本作の話題も出た。
- 本作放映と同年に、NHK教育テレビの『ジュニア文化シリーズ』で放送された「ゴジラ誕生 ~人間の記録・円谷英二~」の回で、1980年当時の「現在の円谷プロ」の様子を紹介する映像中に、番組名の明記はないものの、本作の特撮シーンの撮影風景が含まれていた。怪獣(ホー)への攻撃シーンでの着ぐるみの動きや戦闘機の操演と弾着のタイミングの演出の模様、スカイハイヤー、シルバーガルの飛行シーンをチェックする模様などが放送された。なお、本作の特技監督も担当した高野宏一がゲスト出演し、映像合成の技法などを解説していた。作品の初回放送の期間中にその舞台裏が他局の番組内で紹介されるのは、現在でも極めて珍しい。
- 本編の撮影は、桜ヶ岡中学校は東京都保谷市(現西東京市)の市立青嵐中学校で、UGM本部は当時東京都八王子市に移転したばかりだった東京薬科大学薬学部八王子キャンパスで行なわれた。基地研究部は同学の生協地下環境衛生センターで、女子隊員の会話は八王子市山田にある同学女子寮で撮影された。
- 後年放送された『ウルトラマンティガ』でダイゴを演じた長野博や、『ウルトラマンダイナ』でアスカを演じたつるの剛士も、少年だった当事「リアルタイムで『ウルトラマン80』を見ていた」と語っている。
[編集] 漫画
- 小学一年生 1980年5月号-1981年3月号 かたおか徹治
- 小学二年生 1980年5月号-1981年3月号 坂丘のぼる
- 小学二年生 1980年10月号付録 シュガー佐藤
- 小学三年生 1980年5月号-1981年1月号 制野秀一
- 小学四年生 1980年5月号-1981年4月号 かたおか徹治
- 小学五年生 1980年6月号付録 一峰大二
- コロコロコミック 1980年5月号-10月号 かたおか徹治
- てれびくん 1980年5月号-1981年4月号 居村眞二
- (1981年2月号-1981年4月号は「ウルトラマン80宇宙大戦争」のタイトルで連載)
[編集] 映像ソフト化
ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は全12巻ともハミングバードからリリースされている。後にバンダイビジュアルから新規に全話収録のビデオ全12巻が発売された。
[編集] 他作品への客演
- ウルトラマンボーイのウルころ
- 第152・153・230・240話に登場。
- ミノルと呼ばれるギガス、番長または兄貴と呼ばれるサタンビゾー、ヒロシと呼ばれるゴース星人らを教え子とする先生という設定。
- ユリアンは第181・182・256話に登場。
- ウルトラマンメビウス
- 第1話、第41話、最終話に登場。第41話では矢的猛としても登場し、本作の第13話以降、学校での勤務描写が描かれなくなった理由について、本人の口から「怪獣との戦いが激化し、やむなく教師の身分を捨てた」と語られた事で、劇中事実としての解答を出した。また、本作からのゲストとして、25年後の桜ヶ岡中学校の生徒達(本作とキャストは別人)が登場した。塚本は猛に憧れて教師となり(一ヶ月前に桜ヶ岡中学校に赴任し、前任中学校にいた元UGM隊員の子供から、矢的がUGM隊員として働いていた事を聞いたとの事)、博士は大学の研究員になり、落語は地元の信用金庫に就職し、スーパーは実家のスーパーを継ぎ、ファッションは結婚して三児の母になり、真一は若い奥さんをもらった[9]。なお、桜ヶ岡中学校は少子化の影響で、廃校間近という設定になっている。
[編集] 脚注
- ^ 放送開始直後の児童誌には「怪獣は人間のマイナスエネルギーを吸収して以前の怪獣より能力が4倍パワーアップしている」との記述が見られた。
- ^ 辰巳出版「君はウルトラマン80を愛しているか?」より
- ^ ウルトラの母は女性戦士として描かれてこなかったためユリアンが初の女性戦士と見ることが一般的である。
- ^ この「ウルトラ兄弟を目指して成長するルーキー戦士」のコンセプトは2006年の『ウルトラマンメビウス』に継承されている。
- ^ 演じていた長谷川は後に「ウルトラ兄弟には入っていないと思う。そういうエリート集団に入らない生き方もいいのではないか」という旨のコメントをしている。
- ^ 近年商業誌でF/A-18ホーネットではなく、YF-17コブラが機体ベースと書かれたがこれは同人誌記載の記事を転載した誤り。主翼前縁、着陸脚がコブラと異なる。ミニチュアはハセガワの1/32プラモデルの改造。コブラは模型化されていない。本によってはF-16を改造と記載した誤りもある。