十和田観光電鉄
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| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | 非上場
|
| 略称 | 十鉄(とうてつ) |
| 本社所在地 | 〒034-0011 青森県十和田市稲生町17-3 (旧 十和田市中央BT 内) |
| 電話番号 | 0176-23-3131 |
| 設立 | 2007年12月16日(とうてつ) 創業:1914年6月 |
| 業種 | 陸運業 |
| 事業内容 | 乗合バス事業 貸切バス事業 鉄道事業 スーパーマーケット事業 他 |
| 代表者 | 代表取締役社長 澤頭隆夫 |
| 資本金 | 9,600万円 |
| 主要株主 | 国際興業他 |
| 主要子会社 | 十和田電鉄観光社 とうてつ交通(十和田観光タクシー) まかど温泉ホテル(まかど温泉富士屋ホテル) |
| 外部リンク | www.toutetsu.co.jp/index.htm |
十和田観光電鉄株式会社(とわだかんこうでんてつ)は、青森県南東部で鉄道路線(十和田観光電鉄線)とバスを運営している鉄道会社。元々は地元資本による会社だったが、1968年の十勝沖地震からの復旧に多額の資金を要したことなどから、1969年10月に国際興業の傘下に入った。
愛称は十鉄(とうてつ)。バスは十鉄バスと呼ばれることも多いが、会社コマーシャルでは十和田観光バス(とわだかんこうばす)と名乗っている。
2008年3月1日、経営悪化によりいわゆる新旧分離方式での事業再建を図るため、すべての事業を新会社に譲渡した(#新会社への事業譲渡の経緯を参照)。新旧2つの会社は、法人としては別の存在であるが、会社名称(商号)や事業としては継承関係にあるため、本記事においては一括して取り扱う。
目次 |
[編集] 歴史
- 1914年(大正3年)6月26日 - 十和田軌道株式会社として設立。
- 1917年(大正6年)8月6日 - 軌道特許。
- 1918年(大正7年) - 個人経営の古間木 - 三本木 - 子ノ口間の乗合自動車運行開始(のち世界公園館自動車部)。
- 1920年(大正9年)9月27日 - 地方鉄道免許。
- 1920年(大正9年)10月30日 - 十和田鉄道株式会社に改称。
- 1922年(大正11年)9月4日 - 鉄道線(古間木 - 三本木間)開業(営業は翌日から)。
- 1926年(大正15年)5月 - 三本木 - 焼山間の地方鉄道免許取得(1930年(昭和5年)1月失効)。
- 1926年(大正15年)8月 - 乗合バス事業開始。
- 1941年(昭和16年)9月 - 世界公園館自動車部、安野自動車、小笠原自動車を買収(三本木 - 子ノ口、三本木 - 古間木間の路線を買収)。
- 1943年(昭和18年)9月 - 陸運統制令により南部乗合自動車(七戸)、南部貸切自動車、木村自動車(百石)を合併(国側は当初、三八上北地方を1社に統合しようと五戸鉄道<のち南部鉄道、現在の南部バス>との統合を促したが両者の反対で、最終的には上北地方のみの自動車事業統合のみとなった)。
- 1951年(昭和26年)6月20日 - 鉄道線電化(直流1500V)、改軌(762mm→1067mm)完成
- 1951年(昭和26年)12月30日 - 十和田観光電鉄に社名改称。
- 1954年(昭和29年)4月 - 旅館太陽を買収し、観光事業に進出。
- 1955年(昭和30年)9月 - 十和田湖観光遊覧船事業開始。
- 1969年(昭和44年)10月 - 国際興業に経営権を譲渡。
- 1985年(昭和60年)10月28日 - とうてつ駅ビル(ダイエーのフランチャイズ店「とうてつ」)オープン。十和田市駅・鉄道部事務所を駅ビル内に移転。
- 1989年(平成元年)7月26日 - 高速バス八戸 - 東京線「シリウス号」(現:「ドリーム八戸・十和田 (シリウス) 号」)運行開始。
- 1989年(平成元年)9月27日 - 高速バス八戸 - 仙台線「うみねこ号」運行開始。
- 1989年(平成元年)10月 - 高速バス青森 - 仙台線「ブルーシティ号」運行開始。
- 1997年(平成9年)12月1日 - 十和田観光電鉄バス・八戸市営バス・南部バスの3事業者との回数券相互乗車制度を開始
- 2001年(平成13年) - この頃から乗合バスの国際興業から譲渡された中古車、および新車の塗装が国際興業カラーとなる。
- 2002年(平成14年)10月 - 鉄道線に列車自動停止装置(ATS)導入。
- 2002年(平成14年)12月1日 - 十和田市 - 八戸線が八戸駅前に乗り入れ。定期観光バス活彩とわだこ号運行開始。
- 2002年(平成14年)12月27日 - 国際興業バスと共同で青森 - 池袋線「ブルースター号」運行開始。
- 2003年(平成15年)5月1日 - 急行八戸 - 泊(上北郡六ヶ所村)線廃止。
- 2004年(平成16年)4月20日 - 急行青森 - 十和田市線(野辺地経由)廃止。
- 2005年(平成17年)8月1日 - 本社を青森県十和田市稲生町に移転。
- 2006年(平成18年)3月31日 - スーパーマーケット事業「とうてつ」がダイエーとの商品供給契約を解消。同事業は十鉄による自主供給に変更。
- 2006年(平成18年)12月31日 - スーパーマーケット事業「とうてつ 三沢店」閉店。
- 2007年(平成19年)3月31日 - スーパーマーケット事業「とうてつ 駅ビル店」閉店、同事業から撤退。
- 2007年(平成19年)10月1日 - 利用客の減少による赤字路線の整理及び減便などによるバス事業の大規模な再編を実施、七戸案内所・野辺地案内所の車庫機能を三本木営業所へ集約・統廃合。
- 2007年(平成19年)11月16日 - 十鉄の全事業譲渡に向けての受け皿会社「とうてつ」を設立。資本金:9,600万円。
- 2008年(平成20年)3月1日 - 同社の全事業を新会社「とうてつ」へ譲渡し、「とうてつ」を(新)十和田観光電鉄に商号変更。
- 2008年(平成20年)4月 - バス事業において、4トラック式テープ放送機器を簡易型音声合成放送装置(リバース電子製)への取り替えを開始(順次実施)。
- 2008年(平成20年)4月20日 - 高速バス青森 - 池袋線「ブルースター号」廃止。
[編集] 鉄道事業
[編集] 路線
[編集] 車両
2003年4月1日現在の現有車両は、次のとおりである。
- モハ7200形(旧東急7200系電車。2002年譲受):7204, 7305
- モハ7700形+クハ7900形(旧東急7700系電車。2002年譲受):7701+7901, 7702+7902, 7703+7903
- モハ3400形:3401(十和田観光自社発注車・イベント用)
- モハ3600形:3603(旧東急3000系電車 (初代)。イベント用)
- ED300形:301
- ED400形:402
- トラ300形:301,302
[編集] バス事業
[編集] バス営業所
車両・運転手が配置されている営業所・案内所
- 八戸ナンバー
- 三本木営業所 …「ドリーム八戸・十和田 (シリウス) 号」(十和田発着の1・2号を国際興業と共同で)の担当営業所
- 八戸営業所 …「うみねこ号」の担当営業所
- 三沢案内所(旧・三沢営業所)
- 青森ナンバー
窓口のみの営業所・案内所
- とうてつ駅ビルバス案内所(十和田市駅1階)
- 青森駅前案内所(十和田電鉄観光社青森営業所)
- 八戸八日町案内所(三八五観光)
- 十鉄三沢駅案内所(電車窓口とは別)
- 百石案内所(旧・百石営業所)
- 七戸案内所(旧・七戸営業所):2007年10月1日車庫機能廃止(ただし車両待機・乗車券販売業務については継続)。
- 石沢待合所
- 七高前待合所
- 野辺地中央待合所
- 十和田湖案内所(十和田湖バスターミナル内・遊覧船案内)
かつて存在した営業所・案内所
[編集] 路線バス
十和田市、三沢市、八戸市、上北郡の各町村を中心として路線がある。
前乗り前降りを基本とする。
過去に導入された車両はオリジナルの塗装を施されているが、コスト削減のため、近年路線車両の新車及び中古車投入の際には、親会社の国際興業と同じく、緑を基調としたものが導入されている(国際興業バスの項も参照)。
各バス路線の詳細については各営業所の記事を参照
(2008年4月20日現在)
[編集] 主要路線
[編集] 十和田市内のみを運行する路線
- 十和田 - 焼山線
- 十和田 - 赤沼 - 西高校線
- 法量 - 沢田 - 十和田線
- 喜多美町線
- 八斗沢 - 喜多美町線
- 赤伏・指久保線(赤伏線の一部区間は南部バス廃止代替区間)
- 十和田 - 芦沢線
- 十和田 - 高清水 - 大下内線
- 十和田 - 寺地 - 夏間木線
- イオンスーパーセンター十和田店シャトルバス
[編集] 十和田市 - 上北郡を運行する路線
- 七戸 - 芋久保 - 十和田線
- 十和田 - 東北町 - 中村線
- 十和田 - 洞内 - 立崎 - 上北町線
[編集] 三沢市とその周辺を運行する路線
- 三沢 - 百石線
- 三沢 - 深谷 - 大津四川目線
- 三沢 - 四川目 - 平沼線
- 三沢 - 大曲 - 六戸 - 上吉田線
[編集] 上北郡内の路線
- 七戸 - 乙供 - 東北町 - 水喰線
- 七戸官庁街回り市内線
- 野辺地 - 平沼 - 六ヶ所線
- 野辺地市内線
[編集] 運行受託
- おいらせ町民バス
- 三沢市内100円バス
- みさわ観光バス
[編集] 高速バス
- 夜行
- ドリーム八戸・十和田 (シリウス) 号(十和田市・八戸 - 池袋・東京)
[編集] 定期観光バス
[編集] バス回数券
- 普通回数券(10枚分の金額で11枚綴り)・通学回数券(10枚分の金額で13枚綴り)・セット回数券(※)(1,000円で、100円券×5枚+50円券×10枚+10円券×10枚=1,100円分利用可能)のほか、運賃が1,000円を超える高額区間には特殊回数券(5枚分の金額で6枚綴り)も設定される。
- 八戸市営バス・南部バスと相互利用できる。
- おいらせ町民バス、三沢市内100円バス、イオンスーパーセンター十和田店シャトルバス、高速バスは使用できない。
- セット回数券(※)は車内でも購入可。
[編集] 船舶事業
- 十和田湖遊覧船
- 休屋 - 子ノ口航路
- 中の湖航路(休屋 - 休屋)
※十和田湖観光汽船と共同運航。
[編集] 子会社
[編集] タクシー事業
- とうてつ交通(十和田観光タクシー)
- 三本木営業所
- 野辺地営業所
[編集] ホテル事業
- まかど温泉富士屋ホテル
[編集] リゾート事業
- まかど温泉スキー場
[編集] スーパーマーケット事業
- とうてつ 駅ビル店・三沢店(ビートルプラザ)
- かつてはダイエーとのフランチャイズ契約を結んでいたが、ダイエーの経営再建に伴い、2003年からは商品供給契約に変更され、2005年末にはダイエーとの契約を産業再生機構の支援による経営の見直しの一環として解消を通告。2006年3月をもってダイエーとの商品供給契約を解消された。
- さらに競争激化により2006年10月2日にスーパーマーケット事業からの撤退を発表し、三沢店を同年12月31日に(一部のテナントではそれ以降も営業継続)、駅ビル店を2007年3月31日に、それぞれ閉店した。
- このうち三沢店では、「スーパードラッグ アサヒ」を展開する横浜ファーマシーが後継の核テナントにおける出店で基本合意し、2007年3月31日に「スーパーシティアサヒ ビートルプラザ店」としてオープンしており、それに先駆けて、2007年3月22日には地元の衣料品チェーン店「トマト衣料館」が同ショッピングセンターのテナントの一つとして開店している。
- 一方、駅ビル店は、サンシティが同駅舎を兼ねた現在の建物を解体・更地にした後に、駅舎を含んだ複合型ショッピングセンターを建設するなどの再開発を計画しているが、十鉄の親会社である国際興業やアメリカの投資ファンドであるサーベラスの意向もあって交渉が難航し、入居しているテナントに対して撤退を余儀なくされた。
- その後サンシティは土地・建物の価格面で折り合いが付かず、再開発計画を断念したことから、これによってターミナル部分や銀行・「十和田東一番町郵便局」・駐車場を除いた、ショッピングセンター全体の営業が2007年3月31日をもって終了している。
- 過去に存在したダイエーの店舗#青森県も参照。
その後同年10月31日には新たな再開発構想が浮上し、十鉄の親会社である国際興業が新たな開発業者として大和システム(大阪府大阪市)と交渉し、土地と建物の売却契約を結ばれた(詳細は十和田市駅の記事を参照のこと)。
[編集] 旅行業
- 十和田電鉄観光社
- 本社営業所
- とうてつ駅ビルツーリストサロン
- 青森営業所
[編集] 新会社への事業譲渡の経緯
十鉄の電車・バス事業に対する利用客の減少や近年の燃料費の高騰に加え、直営のスーパー事業からの撤退の影響が響き、これ以上の経営継続が困難となったことなどから経営を抜本的に立て直すため、親会社である国際興業から支援を受けて2007年11月16日に事業譲渡を目的とした新会社「とうてつ」を設立させた。
2008年3月1日付けで、すべての事業を新会社に譲渡した上で「(新)十和田観光電鉄」に商号変更し、新たなスタートを切った。これと同時に、関連会社である十和田富士屋ホテルの事業も新会社へ譲渡された。
譲渡後の「(旧)十和田観光電鉄」は「十和田管理」、「(旧)十和田富士屋ホテル」は「みちのく管理」にそれぞれ社名変更の後、同年3月19日開催の株主総会で解散を決議、3月25日に青森地方裁判所より特別清算開始決定を受けて清算手続きに入っている。
[編集] 外部リンク
[編集] 参考文献
- RM LIBRARY 51 十和田観光電鉄の80年―軽便から釣掛電車まで― 岸由一郎・著(ネコ・パブリッシング刊・ISBN 4-7770-5024-6)
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