不動産会社
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不動産会社(ふどうさんがいしゃ)とは、不動産の分譲、賃貸、売買仲介、鑑定・評価などを行う会社のことである。そのうち、自ら土地開発、分譲を行うものはデベロッパーと呼ばれる。
日本において法的には宅地建物取引業法の第2条で宅地建物取引業(者)と定義される。
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[編集] 法定義
宅地建物取引業法の第2条
- 宅地
- 宅地建物取引業
- 宅地若しくは建物(建物の一部を含む。以下同じ。)の売買若しくは交換又は宅地若しくは建物の売買、交換若しくは貸借の代理若しくは媒介をする行為で業として行なうものをいう。従って自らが貸主になる場合は該当しない。
- 宅地建物取引業者
- 第3条第1項の免許を受けて宅地建物取引業を営む者をいう。
実際に不動産事業を行うためには、宅地建物取引主任者の有資格者が必要となり、営業所が複数の都道府県にまたがる場合は国土交通大臣、1つの都道府県の場合は都道府県知事の事業免許が必要となる。本店はそこで宅地建物取引業を営んでいなくても営業所とみなされる。免許の有効期間はかつては3年だったが現在は5年。免許番号は「国土交通大臣(4)第1234号」「東京都知事免許(1)第23456号」のように、カッコ内の数字が免許の回数を表しており、おおよその業歴がわかるようになっている。なお、宅建業法第77条で信託銀行は国土交通省への届出により国土交通大臣の免許を受けたものとみなされている。免許番号は「国土交通大臣届出第1号」の形になる。
宅建業法第78条の規定により、国・地方公共団体には本法が適用にならない。特殊法人や独立行政法人、地方住宅供給公社もその根拠法で本法の適用が除外されている。
[編集] 不動産業界
不動産会社は宅地建物取引主任者の有資格者や事業免許が必要ではあるものの、飲食業などと同じく参入が比較的容易であることから、中小の個人経営の会社まで含めると非常に裾野の広い業界である。また、不動産専業ではなく建設会社や工務店など施工業者がそのままマンションや建売住宅の分譲を行っているケースや、鉄道事業者や鉄鋼メーカーなど他業種の企業の一部門及び子会社が不動産事業を行っているケースも多く見られる。
[編集] 大手不動産会社の特徴
不動産業界は、古くから都心などの一等地を大量に保有していた旧財閥系企業と、沿線の住宅開発などを手がけてきた鉄道系企業が中心に大手を形成している。旧財閥系では丸の内エリアの一等地のほとんどを所有している三菱地所がその典型的な例である。
その他にも商社系・メーカー系・ゼネコン系・金融系企業などがある。
- 鉄道系不動産会社
- 金融系不動産会社
- 平和不動産(証券各社)・野村不動産(野村證券)・オリックス不動産(オリックス)・興和不動産(みずほコーポレート銀行…旧興銀系)・日本土地建物(みずほ銀行…旧第一勧銀系)・銀泉(三井住友銀行…旧住銀系)・京阪神不動産(三井住友銀行…旧住銀・住友系)・ヒューリック(旧日本橋興業、みずほ銀行・みずほコーポレート銀行…旧富士銀系)・栄泉不動産(ゴールドマンサックスグループ・住友生命)・大京(オリックス)・丸の内よろず(三菱東京UFJ銀行…旧三菱銀・三菱系)・安田不動産(損保ジャパン・明治安田生命ほか旧安田財閥系各社)・芙蓉総合開発(みずほFG・丸紅ほか芙蓉系各社)・昭栄(キヤノン・明治安田生命ほか芙蓉系各社)、新星和不動産(大林組・日本生命・みずほコーポレート銀行ほか)
[編集] 不動産バブル
2007年8月にサブプライム問題がアメリカで発生したことや、建築基準法の改正により建築確認申請が長期化したことに伴って、金融機関が不動産会社向け融資を縮小させたことから、上場会社、地域の有力会社を問わず、倒産する企業が相次いでおり、不動産会社に連鎖して地域の有力ゼネコンの倒産も発生している。[1]
サブプライム問題発生以降に倒産した上場不動産会社および主な非上場不動産会社は以下の通り。下記各社の負債総額は帝国データバンクおよび東京商工リサーチ調べによる。
- 3月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- アーバンコーポレイション(東証1部、民事再生) 2008年8月
- 創建ホームズ(東証1部、民事再生) 2008年8月
- 連鎖で新井組(民事再生、2008年10月)。
- 新井組への焦付が発生した山﨑建設が2008年10月に会社更生法を申請(前掲済)。
- 連鎖で新井組(民事再生、2008年10月)。
- セボン(負債総額621億円、民事再生) 2008年8月
- 9月
- 10月
- エルクリエイト(JASDAQ、破産) 2008年10月
- ニューシティ・レジデンス投資法人(東証REIT市場、民事再生) 2008年10月
- ノエル(東証2部、破産) 2008年10月
- 康和地所(負債総額143億円、民事再生) 2008年10月
- ダイナシティ(JASDAQ、民事再生) 2008年10月
[編集] 主な不動産会社の創業時期
- 東京建物 … 1896年(明治29年)10月1日
- 三菱地所 … 1937年(昭和12年)5月7日
- 三井不動産 … 1941年(昭和16年)7月15日
- 住友不動産 … 1949年(昭和24年)12月1日
- 東急不動産 … 1953年(昭和28年)12月17日
- 野村不動産 … 1957年(昭和32年)4月15日
- 森ビル … 1959年(昭和34年)6月2日
- 森トラスト … 1971年(昭和46年)6月10日
[編集] 不動産会社一覧
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 新興不動産会社ピンチ サブプライムの影響で破綻相次ぐ産経新聞、2008.7.19