紅葉最盛期の十和田湖へ 03年3月末路線廃止 |
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気温10℃も満たない今日は、この秋一番の冷え込みだそうで、ガランとした駅の待合室もうすら寒い。駅前には2〜3台の客待タクシーがいる他は人気もなくし〜んとしている。左手にはJRバスの営業所があり、数台のバスが休んでいる。駅に併設されていたバスの切符売場は閉鎖されていた。お目当ての7:57発十和田湖行「とわだこ」号がのりばに横付けされたので、さっきの男性と共に乗り込む。しばらくして上り列車が到着し、こちらからも数人の旅行者が乗り込んできた。5人の旅行客を乗せてバスは発車、以前のように十和田湖観光の玄関駅として賑わった頃の面影はないが、それでもなんとか有名観光地接続バスの体面は保ったような感じがする。
駅を出て約4分、「毛馬内町」で地元のお客が数人乗り込んできた。ガランとした車内を想像していたので、正直驚く。ちなみに全国版の時刻表からは読み取れないが、十和田湖まで行く便以外にも、区間便が数本設定されこうした地元客や通学客にも対応している。今乗っているバスは観光タイプの車両だが、さきほど十和田南で車庫をのぞいてみると、普通の路線車の姿も見えた。国道103号を北上し、大湯川を渡ってまもなく、大湯温泉の町へと入ってゆく。町の中心にある「大湯温泉駅」は今や貴重となったバスの駅だ。ここで一度途中下車してみる。目的はもちろん、一浴びだ。入れ替わりにご婦人の観光グループが乗り込んでゆく。ここで一泊して今日はこれから十和田湖観光という段取りだろう。路線バスを使って旅をしてくれるというのが嬉しい。 |
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| コイン精米所が併設されている大湯温泉駅は、入口が施錠されカーテンが掛かって中へ入れない。理由は書いてないけど何やら今日まで締め切りとの貼り紙があった。仕方ないので、まもなくやってくる十和田湖駅行のバスを撮影し、それからあらかじめ調べておいた共同浴場へ向かう。バス停2〜3コ分、温泉街のはずれに共同浴場「荒瀬の湯」はあって、駅から徒歩6〜7分といったところ。大湯川の川べりにあるのだが、すぐ近くに架かる「大湯新橋」から建物を確認しないと、たどり着くのに苦労する。「荒瀬の湯」は、三つある共同湯のひとつで実用本位の実に簡素な造りの浴場だ。120円の入浴券を購入して浴室へ入ると、地元のお年寄りらが朝の入浴を楽しんでいた。月並みな言い方をすれば、ここは社交場にもなっている。ちょっと失礼して隙間から湯船に足をつけるととんでもなく熱かった。今日は外が寒いせいもあるだろうが、とても一気に湯船に入ることはできない。しばらく足を出し入れしてようやく全身を浸けることができたが、それでも3分が限界だった。とはいえ、たった3分浸かっていただけでも真からポカポカといった感じで、寒空の下を駅まで歩いて戻る途中も、湯冷めすることはなかった。 | ||||
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| 5〜6人を乗せた十和田南駅行は、すっかり陽の落ちた山道をひたすら下ってゆく。途中乗降もほとんどなく、夜行バスのような雰囲気だ。かつて大勢の観光客を続行便を連ねて運んだ十和田南線も、2003年3月での廃止が決まっており、中滝までの生活路線区間ではどのような代替が確保されるのか気になるところである。観光路線の使命は、盛岡駅からの高速バスや、東北新幹線八戸延長にあわせて開業した、八戸駅〜十和田湖線が担ってゆくだろう。 | ||||
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2003年3月末日を持って廃止になりました。鹿角市内から十和田湖方面へは「十和田タクシー」の路線バスを利用することになりますが、本数と運行期間が限られています。 |
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★鹿角市公式HP http://www.city.kazuno.akita.jp/ ★小坂町公式HP http://www.town.kosaka.akita.jp/ ★十和田湖町公式HP http://www.net.pref.aomori.jp/towadako/town/home1.htm ★大湯温泉観光協会HP http://www.ink.or.jp/~o-yu/index.html ★十和田国立公園総合案内所 http://www.towadako.or.jp/ 十和田湖方面の各路線バスのダイヤを掲載しています。 |
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| 〜各情報は取材時のものです。現在は変更になっている場合があります〜 |