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【プロフィール】
書名 3月30日
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千原ジュニアさんの最新作『3月30日』が2008年3月30日に発売されます。この作品は大ベストセラー『14歳』に続く自伝的小説。自分の笑いがまったくうけない苦悩と挫折、彼女との出会いと別れ、そして二度の“死の危機”を乗り越えて手に入れた大切なものを、独自の文章で描き上げた傑作です。 もしも戻れるなら、もう一度あの世界に戻りたいと想った。
第1章 15歳
第2章 18歳
第3章 20歳
第4章 21歳
第5章 22歳
第6章 26歳
神様、僕を殺しかけてくれてありがとう。 挫折、失恋、そして……。二度の“死の危機”の先に見えたものは?
HOT&COOL放熱対談! 「死にかけたらこそ、今がある!」国会議員の義家弘介(よしいえ・ひろゆき)とカリスマ芸人の千原ジュニア。まったく違う道を歩んでいるように見える二人だが、実は共通点が多い。同世代であり、祖父母に育てられた時期があり、学生時代は“引きこもり”……。そして死に直面した体験から、人生の軌道を大きく変えた二人でもある。熱き男とクールな男の放熱対談です!
──意外な取り合わせのお二人ですが、実は共通点があるんですよね。どちらもバイク事故で生死の境をさまよい、みごと生還されました。
義家 「そうなんです。僕は大学4年生で、弁護士になる夢を追っていた頃でした。そのために勉強一筋で、バイトは日雇いの肉体労働、多分、疲れていたんでしょうね……。バイト帰りの真夜中、気づいたら民家の石塀に激突していたんです」
──お二人とも、数日後に目が覚めたら病院にいたそうですね。
── 一番、辛かったことは何でしたか?
義家 「もう、何もかもですよ。胃が破裂しているから、吐くのはすべて血で、呼吸できなくなる。腸も破裂してるから、下血がひどい。危篤になって、復活して、また危篤になって……という状態ですから」
──リハビリも辛いと聞きますが、その励ましが力になりました?
義家 「そうですね、先が見えないとやる気になりませんから。これは千原さんも同じだと思うんですけど……、小便の仕方、忘れてませんでした?」
──それだけの苦しみを経て、復活されて……。この体験は、お二人の人生の転機となりましたね。義家さんは、弁護士から教師に志望を変え、ジュニアさんはお笑い観が変わったとか。
──ジュニアさんの『3月30日』、義家さんの『不良少年の夢』を読むと、あの事故はある意味、運命だったのかな、と思ってしまいますね。
義家 「僕はバカだったから、体で覚えるタイプなのかも。本を読んでも“ウソ言ってんじゃねぇよ”と思ったし、大人の道徳的説教なんて吐き気がしていた。その分、あの事故は理屈じゃなかっただけに、俺たちが選べるのは“いかに生きていくか”ということなんだな、と思いました」
──著書を読むと、お二人とも昔は「いつ死んでもいい」という感覚で生きていたような人生ですが、死生観も変わりましたか?
義家 「死の間際を体験したことは、ある意味では強さになってますね。だって、もう何も怖くないですから。怖いのは、自分を支えてくれる人を裏切ること。そのためにも少しでも気合を入れて生きていかないと」
──芸能界復帰直後は、事故のことも笑いにしていましたね。
千原 「みんなも知ってることなら、笑いにするしかないなと思ったんです。芸人は、この世に笑われへんことなんてない、と考えますからね。そうすることで浄化もできたし、死にかけた甲斐もありました」
──最近は、自分の命を粗末にする人も多くいます。そんな人たちに、なんて声をかけてあげたいですか?
義家 「千原さんの言葉じゃないですけど、日常に笑いがあれば、死のうとは思わないんですよね。シンドイ時に何を探せばいいかというと、温かいものや笑顔。その材料を与えるのが、教育者であり芸人さんだと思うんです。そういう意味で僕と千原さんは、歩いている道は違っても共通なんですよ。人に笑顔を与えることで、自分も“生きていてよかった”と思えるしね。生きることは個人じゃなく、多くの人間関係があってのことなんですから」
──たくさんの方々に勇気を与えているお二人ですが、今後の目標は?
義家 「最大の目標は、自分の学校をつくることです。その手段として、国会議員になっていろんなシステムを変えて、生徒たちの声を社会に届けているんです。そして最期はやはり、教室でこの生命を閉じたいですね。それが生かされたあの時の答えだと思うんです」
──ここまでのお二人のお話は、それぞれの著書により詳しく載っています。ジュニアさんの『3月30日』は、『14歳』に続く最新小説ですね。
義家 「千原さんはその日が誕生日なんですよね? 僕は3月31日が誕生日なんですよ。お互い、アリエスの男ですね(笑)」
──義家さんは、多くの著書でご自身の体験や、教育に関して語っていますね。
義家 「僕の本は、単なる放熱です。教育は熱の伝達に他ならないと思うんですよね。それは学問の楽しさを伝えることだったり、生きることの意味を一緒に探すことでもある。もし震えている人間に届く熱があるのなら、それはラジオでも活字でも、あるいは教室でも社会でも、放熱し続けていくことが救ってもらった自分の務めだと思っています。その熱を感じてもらえたら、すごく幸せなことですね」
義家弘介(よしいえ・ひろゆき) |