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女性向けローンの特徴と、利用時の注意点!

和泉 昭子

和泉 昭子

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最近、シングル女性がマンションを購入したり、共働きの夫婦がそれぞれに住宅ローンを組むケースが増えていることから、女性をターゲットにしたローン商品が増えています。

そこで、こうした女性向けローンの特徴と、利用時の注意点についてご紹介しましょう。

女性向け住宅ローンの3つの要素

本来性差がないはずの住宅ローンですが、「女性向け」という言葉には、いったいどのような意味合いが込められているのでしょうか。現在売られている商品をチェックしてみると、おもに以下のような3つの要素があるようです。

(1)融資基準の緩和

一般的な傾向として、女性は男性より年収が低めだったり、契約社員や派遣社員など多様な働き方をしていることから、一部の女性向けローンでは、年収や勤続年数などの融資条件を、一般の住宅ローンに比べて緩和しています。

たとえば、ある銀行の女性向けローンでは、最低年収150万円から借入可能ですし、別な金融機関では、派遣社員や契約社員でも一定の基準を設けて融資の対象としています。床面積30平米以上というコンパクトな物件に対応している商品もあれば、年収に対する返済比率を最大40%以内までに緩和しているものもあります。

(2)出産・育児休暇中などの負担軽減

男性と肩を並べて働き続ける女性が増えたとはいえ、出産は女性特有のイベントですし、育児や介護も女性のほうに大きな負担がかかりやすいのが現状です。そこで、出産や育児などで休業し、収入を得られなくなった場合に、金利の一部を割り引いたり、元金据置サービスを適用する商品もあります。

(3)いざというときの保障(補償)機能

よく「女性は保険好き」と言われますが、女性向けローンには、病気やケガで入院した場合の医療保障や、失業・リストラ時に返済を支援する保険、ピッキングなどに対する補償が付帯されているものも目立ちます。

この他、家事代行や自宅のセキュリティーサービスなどを割引価格で受ける特典があるユニークな商品も登場していますし、女性の利用者を呼ぶためのキャンペーン的意味合いで、ローン手数料を低く設定しているだけの商品(手数料が安いのは大切なことですが)もあります。

ここに注意!女性向けローン

以上のように、不安定なワークスタイルや小さな物件でも借り入れができ、いざというときのサポートもあるなど、メリットの多い女性向けローン。従来、融資を受けにくいとされてきた女性にとって、選択の幅が広がり、マイホームの夢に近づけるのは喜ばしいことです。

しかし一方で、たとえば融資基準の緩和は、金融機関にとって通常より高い貸し倒れリスクを織り込むことになるわけで、そのぶん割高な金利が設定されているケースも少なくありません。また、現在のように金利の先高感がある経済環境では、長期固定金利タイプのローンをメインに据えるのが原則ですが、全期間固定金利を選べるのは一部の商品に限られ、中には変動金利タイプしかないものもあります。

年収に対する返済比率が高くてもローンが組めたり、元金据置サービスが用意されていることも、その時点では有難いことに見えますが、その後の返済が大変になることと表裏一体です。本来買ってはいけない人が無謀なローンを組んでしまうことにもなりかねませんので、注意が必要です。

そういう意味では、甘いキャッチフレーズや目新しい特典に目を奪われるのではなく、中身をしっかりと確かめることが大切。まずは、今後の金利動向とライフプランをにらんで金利タイプを選んだ上で、通常のローンも含めて総返済額の試算を行いましょう。特典の内容を吟味するのは、その後です。

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