PCsync は、『ActiveX コントロール』をサポートしています。PCsync の ActiveX コントロール コマンドを 使用して、お客様の作成したプログラムから PCsync の機能を呼び出して使用することができます。

実際に ActiveX コントロール機能を利用する前に下記の項目を必ずご参照ください。

用語説明
受付番号について
ActiveX コントロールを利用する準備
制限事項

また、PCsync では下記のアプリケーションで、ActiveX コントロールの動作を確認しています。
  • Microsoft(R) Visual Basic(R) 5.0 Enterprise Edition
  • Microsoft(R) Visual Basic(R) 6.0 Enterprise Edition
  • Microsof(R) Visual C++(R) 6.0 Enterprise Edition

その他のアプリケーションでも、そのアプリケーションが ActiveX コントロールをサポートしていれば利用できます。そのアプリケーションが ActiveX コントロールが使用できるかどうかは、それぞれのアプリケーションのマニュアルやヘルプなどで確認してください。

※ ActiveX コントロールを使用するためにはプログラミングの知識が必要です。
※ ケーブル接続以外の方法で通信する場合、PCsync はインストール台数分のライセンスが必要です。また、PCsync の ActiveX コントロールではケーブル接続をサポートしていません。




実際に利用するマクロのコード(書式)は、完全にアプリケーションに依存しています。そのため、ここでは便宜的に Microsoft Visual Basic 6.0 Enterprise Edition の記述方法に準じた書式で説明します。アプリケーションによって、実際のコードの書式やデータ型の呼び名など異なる部分があります

各メソッドやイベントの書式には、以下の用語が使用されています。

用語 説明
 object 各アプリケーションでの、PCsync の ActiveX コントロールの名称を表します。
 As ***** 直前の引数またはメソッド戻り値のデータ型を表します。
 Integer 整数型。『-32,768〜32,767 』までの値を持ちます。
 Long 長整数型。『-2,147,483,648〜2,147,483,647』までの値を持ちます。
 String 文字列型。
 Boolean ブール型。真(True)または偽(False)の値を持ちます。





PCsync のほとんどの API(ActiveX メソッド)は、発行されるごとにその戻り値として『 受付番号 』を返します。この受付番号を利用して、各 API の実行結果を取得することができます。

受付番号は、ActiveX コントロールが開始された時点で初期化され、API が実行されるごとに『 1 』ずつ増えていきます。はじめに実行された API の受付番号は『 1 』となります。

また、接続したパソコンを識別するための『 マシン ID 』は、PCsync が起動した時点で初期化され、Connect メソッドによりパソコンと接続するごとに『 1 』ずつ増えていきます。はじめに接続したパソコンのマシン ID は『 1001 』となります。





PCsync の ActiveX コントロールは、OCX ファイル『 pcsyncapi.ocx 』によって提供されています。 そのため、アプリケーションで PCsync の ActiveX コントロールを利用するためには、OCX ファイルをそのアプリケーションに登録する必要があります。OCX ファイルは PCsync と一緒にインストールされ、Windows のレジストリに『 ActiveX コントロール 』として登録されます。

『 pcsyncapi.ocx 』ファイルの登録名は、『 PCsync API Function Control 』です。

● 登録方法

以下に、登録例として Microsoft Visual Basic 6.0 Enterprise Edition に『 PCsync API Function Control 』ファイルを登録する方法を説明します。
※他のアプリケーションでの登録方法については、それぞれのアプリケーションのマニュアルやヘルプを参照してください。

  1. [プロジェクト] メニューから [コンポーネント] をクリックします。
  2. [コントロール] タブにある[PCsync API Function Control]チェック ボックスを オンにして、[OK] をクリックします。
  3. ツールボックスに [PCsyncApi] コントロールが表示されますので、クリックしてフォーム上の適当な範囲を選択します。
  4. フォーム上に [PCsyncApi] コントロールを貼り付けます。
  上記の作業を行うと、PCsync の ActiveX コントロールが利用できるようになります。


!! 注 意 !!
PCsync の ActiveX コントロールは、『 1 対 1 』のアプリケーション間通信のみサポートしています。そのため、1 つのアプリケーションに複数の[PCsyncApi] コントロールを貼り付けたり、複数のアプリケーションで同時に [PCsyncApi] コントロールを操作することはできません。

メ モ
使用するアプリケーションのマニュアルやヘルプなどを参照する場合には、以下のキーワードで検索します。 『 ActiveX 』、『 ActiveX コントロール 』、『 カスタム コントロール 』、『 コンポーネント 』




PCsync の ActiveX コントロールには以下の制限事項があります。

  • API 機能を利用して起動、操作を行なっている PCsync ウィンドウに対して、特別なユーザー インターフェイスの抑制(メニュー操作禁止やウィンドウの非表示)は行なっていません。このため API から操作中の PCsync に対して、ユーザー インターフェイスからの操作も可能となっていますが、これを推奨するものではありません。

  • ファイル転送の進捗状況を表すプログレスバー付きダイアログ ボックスなども、通常どおり表示されます。

  • AppInit メソッドにより PCsync が新規に起動した場合、PCsync ウィンドウは最小化の状態となります。

  • AppInit メソッドを発行した時点で既に PCsync が起動していた場合は、PCsync ウィンドウの状態は変化しません。

  • Connect メソッド、ConnectStatus イベントにより他のパソコンと接続後、すぐに各ファイル転送 コマンドを実行すると、FtCommStatus イベントによりエラー値7 (転送元の[ファイル転送]サービスが起動していない)、またはエラー値8 (転送先のファイル転送サービスが起動していない) が返される場合があります。この場合、下記サンプルコード (VisualBasic6.0対応版) のようにConnectStatus イベントを受けたあと、3秒程度のウェイトを入れてから各ファイル転送コマンドを実行してください。また、それでもエラーが返される場合は、ウェイト秒数を増やして試してみてください。

    ● サンプル コード

    'Sleep() API の定義
    Public Declare Sub Sleep Lib "kernel32" (ByVal dwMilliseconds As Long)

    'Connect メソッドを発行し、他のパソコンと接続
    PCsyncAPI1.Connect

    '他のパソコンとの接続待ち
    Do
       DoEvents
    Loop While (g_bContinue = False)    'このサンプルでは ConnectStatus イベント内で
                              ' g_bContinue 変数が True に設定されます
    '接続完了後、ウェイトの挿入
    Sleep (3000)

    'FtCopy メソッドによるファイル転送の実行
    PCsyncAPI1.FtCopy(lLocalID, strLocalPath, lRemoteID, strRemotePath)




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